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- 毎月勤労統計07年7月~一人当たり賃金は8ヵ月連続の減少
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■見出し
・特別給与は6月に続き7月も減少
・パート比率の上昇も賃金低下要因に
■introduction
厚生労働省が9月3日に公表した毎月勤労統計によると、7月の現金給与総額(一人当たり)は前年比▲1.9%と8ヵ月連続で減少した。所定内給与は前年比▲0.2%と6月の同▲0.4%からマイナス幅が縮小したが、所定外給与が前年比▲0.2%(6月:同0.5%)と減少に転じ、夏季賞与にあたる特別給与が前年比▲5.8%と6月の同▲1.6%に続き減少となった。
特別給与を6月、7月で合計すると、前年比▲3.2%となった。夏季賞与の一部は8月にも支給されるが、そのウェイトは非常に小さいため、毎月勤労統計の夏季賞与は、前年比でマイナスとなる可能性が高くなった。
すでに発表されている各種アンケート調査では、今年の夏季賞与は昨年よりも増加するという結果となっていたが、毎月勤労統計の結果はそれとは異なるものとなった。
なお、毎月勤労統計の夏季賞与に関する最終結果は、6~8月の「特別給与」のうち賞与として支給されたものを特別集計したものが、10月31日に公表される予定である。
(2007年09月03日「経済・金融フラッシュ」)
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03-3512-1836
- ・ 1992年:日本生命保険相互会社
・ 1996年:ニッセイ基礎研究所へ
・ 2019年8月より現職
・ 2010年 拓殖大学非常勤講師(日本経済論)
・ 2012年~ 神奈川大学非常勤講師(日本経済論)
・ 2018年~ 統計委員会専門委員
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