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- 6月ECB政策理事会~25bpの利上げを決定、追加利上げに布石
■見出し
・25bpの利上げを決定、追加利上げに布石
・追加利上げは9月実施、その後も利上げバイアスを継続
■introduction
・政策金利の4%への引き上げを決定
6月6日に開催された欧州中央銀行(以下、ECB)の政策理事会は、政策金利の4%への引き上げを決定した。5月の政策理事会後の記者会見で、トリシェ総裁が、インフレ・リスクへのスタンスを「強く警戒(strong vigilance)」に引き上げたことで、利上げは確実視されていた。このため、今回の政策理事会への関心は、もっぱらトリシェ総裁が理事会後の記者会見で、追加利上げについてどのようなメッセージを発するかに集まっていた。
・追加利上げに布石
先月の記者会見では、6月以降について、「事前の約束はしない」、「6月の理事会の段階で新たな材料に基づいて判断する」と述べて、明確な方向感を示さなかったが、今回は、以下のような表現で、利上げ継続の方針を示した。
・利上げの継続は潜在成長率を上回る景気拡大に伴うインフレ圧力の抑制が狙い
最近の経済指標を見ると、物価・流動性の指標は、以下のように、インフレ・リスクの高まりを示すものではなかったことが、今回、インフレ・リスクへのスタンスを「注視」にトーン・ダウンした背景にあると考えられる。
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