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 - 不均衡上で安定する経済~2007・2008年度経済見通し
 
2007年02月19日
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- 景気は2006年11月に「いざなぎ景気」を超えた後も拡大を続けている。10-12月期の実質経済成長率は前期比1.2%という高いものになった。
 - 2007年度は国内景気拡大による輸入増加などから外需の寄与度が縮小し、経済成長率は2006年度の2.0%から1.8%へと若干低下するだろう。労働需給の改善はいずれ賃金の上昇に結びつき、2008年度は円高による外需の悪化を賃金上昇による家計消費の拡大が補って、実質2.0%成長となると予想する。
 - 世界経済は米国の経常収支赤字の拡大という不均衡の上で安定している。日本経済も企業部門が好調な一方で消費の改善が遅れるという、不均衡の上で拡大を続けている。こうした状況は長期には維持できず、ドルの大幅下落、企業部門の資金余剰の解消が課題となっていくだろう。
 
(2007年02月19日「Weekly エコノミスト・レター」)
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