2024年11月01日

汎欧州年金商品の将来に向けた改定の方向性(欧州)-EIOPAの提案書の紹介

保険研究部 主任研究員 年金総合リサーチセンター・気候変動リサーチセンター兼任 安井 義浩

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■要旨

2024年9月11日、欧州保険・企業年金監督機構(EIOPA)が、汎欧州年金商品(Pan European Pension Product: PEPP)の改定に関するスタッフペーパーを公表した。この中で2022年に創設されたPEPPの普及が思わしくない事情を、供給側、需要側等いくつかの視点から指摘して、その改正を提案している。

■目次

1――汎欧州年金の将来の改正案の公表
2――現状の認識
  1|供給側(保険会社等)の課題とされていること
  2|需要側(年金加入者等)の課題
  3|加盟国の制度構築の不備
3――解決に向けた提案
  1|供給側(保険会社等)の解決策
  2|需要側(年金加入者等)の解決策
  3|国あるいはEUの取組み
4――おわりに~今後の予定

(2024年11月01日「保険・年金フォーカス」)

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保険研究部   主任研究員 年金総合リサーチセンター・気候変動リサーチセンター兼任

安井 義浩 (やすい よしひろ)

研究・専門分野
保険会計・計理、共済計理人・コンサルティング業務

経歴
  • 【職歴】
     1987年 日本生命保険相互会社入社
     ・主計部、財務企画部、調査部、ニッセイ同和損害保険(現 あいおいニッセイ同和損害保険)(2007年‐2010年)を経て
     2012年 ニッセイ基礎研究所

    【加入団体等】
     ・日本アクチュアリー会 正会員
     ・日本証券アナリスト協会 検定会員

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