2013年07月01日

中国経済:6月の製造業PMI~0.7%ポイントの大幅低下となり、新規輸出受注は3ヵ月連続で50%を下回り、将来に対する楽観的な見方も後退

三尾 幸吉郎

このレポートの関連カテゴリ

文字サイズ

○ 6月の製造業購買担当者指数(PMI、季節調整済)は50.1%と、5月の50.8%から0.7%ポイント低下した。但し、経済拡張・収縮の分岐点となる50%は9ヵ月連続で上回った。

○ 6月に0.7%ポイント低下した要因を見ると、比重30%の新規受注指数が0.4%ポイント、比重25%の生産指数が0.3%ポイントそれぞれマイナス寄与し、今回の低下の主因となった。

○ 輸出の先行指標として注目される新規輸出受注指数は47.7%と、前回の49.4%よりも1.7%ポイント低下して50%を3ヵ月連続で下回り、輸出の先行きに対する不安が再浮上した。

○ また、今後3ヵ月以内の生産経営活動に対する楽観度を示す生産経営活動予想指数は54.1%と、今年3月の65.5%をピークに3ヵ月連続で低下、将来に対する楽観的な見方も後退した。

Xでシェアする Facebookでシェアする

このレポートの関連カテゴリ

三尾 幸吉郎

研究・専門分野

公式SNSアカウント

新着レポートを随時お届け!
日々の情報収集にぜひご活用ください。

週間アクセスランキング

レポート紹介

【中国経済:6月の製造業PMI~0.7%ポイントの大幅低下となり、新規輸出受注は3ヵ月連続で50%を下回り、将来に対する楽観的な見方も後退】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

中国経済:6月の製造業PMI~0.7%ポイントの大幅低下となり、新規輸出受注は3ヵ月連続で50%を下回り、将来に対する楽観的な見方も後退のレポート Topへ