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QE速報:7-9月期の実質GDPは前期比▲0.9%(年率▲3.5%)~輸出の急減を主因に大幅マイナス成長
経済研究部 経済調査部長 斎藤 太郎
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- 2012年7-9月期の実質GDP成長率は、前期比▲0.9%(前期比年率▲3.5%)と3四半期ぶりのマイナス成長となった(当研究所予測10月31日:前期比▲1.0%、年率▲4.0%)。
- 海外経済の減速を背景に輸出が前期比▲5.0%と急減したことが大幅マイナス成長の主因である。外需だけで7-9月期の成長率は年率▲2.9%押し下げられた。
- また、復興需要に支えられて底堅い動きを続けてきた国内需要も、エコカー補助金による押し上げ効果剥落などから民間消費が減少し、先行き不透明感の高まりから設備投資が大きく落ち込んだため、6四半期ぶりの減少となった。
- 7-9月期のGDP統計は、日本経済が2012年春頃をピークに後退局面に入っていることを裏付けるものとなった。先行きについては、内外需ともにしばらく低迷するが、海外経済の持ち直しを受けて輸出は徐々に下げ止まりに向かうだろう。
- 10-12月期もマイナス成長は避けられないが、7-9月期に比べればマイナス幅は大きく縮小し、2013年1-3月期は海外経済の持ち直しに伴う輸出の回復を起点としてプラス成長に復帰する可能性が高い。景気は2012年度中には底入れすることが見込まれる。
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