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高齢者の受療行動・疾病・医療費~医療統計に見られる10年余の動向
保険研究部 主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任 村松 容子
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■見出し
1―はじめに
2―高齢者の受療状況と10年余の変化
1|高齢者の受療行動
2|高齢者の疾病の状況
3|高齢者の医療費の状況
3―まとめ
■introduction
高齢化の進展にともなって、今後の医療費の増加が心配されている。厚生労働省「患者調査」によれば、医療機関での受療は、年齢があがるほど多くなり、最新の2008年調査では、総患者数(患者調査では「調査日現在において継続的に医療を受けていると考えられる者」と定義されている。)の約半数が65歳以上となっている。
しかし、一方で、医療技術の進歩等により入院期間が短期化したり、予防意識の高まりなどによって医療費を抑制する動きも見られる。
そこで本レポートでは、こういった背景を踏まえて、患者調査や国民医療費等の公的統計を使用して (1)医療機関受療状況、(2)疾病構造、(3)医療費について、65歳以上の高齢者の特徴と男女差、約10年前の調査である1996年と最新の調査である2008年の2時点の変化についてみていくことにする。
この2時点間の65歳以上人口の変化をみると、1996年の1,902万人(人口の15.1%)から2008年には2,822万人(人口の22.1%)へと約1.48倍に増加した。さらに今後10年余では2020年に3,612万人(人口の29.1%)に増加すると推計されている。
(2012年06月27日「基礎研レポート」)
03-3512-1783
- 【職歴】
2003年 ニッセイ基礎研究所入社
村松 容子のレポート
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