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QE速報:4-6月期の実質GDPは前期比0.1%(年率0.4%)~3四半期連続プラス成長も内外需ともに急減速
経済研究部 経済調査部長 斎藤 太郎
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- 2010年4-6月期の実質GDP成長率は、前期比0.1%(前期比年率0.4%)と3四半期連続のプラス成長となった(当研究所予測7月30日:前期比0.8%、年率3.4%)。
- 設備投資は3四半期連続で増加したが、これまで高い伸びを続けてきた民間消費が前期比0.0%と横ばいにとどまり、公的固定資本形成の減少幅が拡大したことなどから、国内需要は前期比▲0.2%と3四半期ぶりの減少となった。
- 外需は引き続き成長率を押し上げたものの、輸出の伸びが低下する一方、輸入の伸びが高まったため、寄与度は1-3月期の前期比0.6%から同0.3%へと縮小した。この結果、プラス成長はかろうじて確保したものの、成長率は1-3月期の前期比1.1%(年率4.4%)から急低下した。
- 先行きは、海外経済の回復ペース鈍化に伴い輸出のさらなる減速が見込まれるため、外需の押し上げ幅は一段と縮小することが見込まれる。ただし、7-9月期は、子ども手当の支給(支給開始は6月)によって家計の可処分所得が押し上げられること、エコカー補助金終了(9月末)、たばこ値上げ(10月~)前の駆け込み需要が生じることによって、個人消費が高めの伸びとなることが見込まれるため、4-6月期に比べれば成長率は高まることが予想される。
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