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- 米国経済動向~10-12月期GDP急伸見込みでも、緩やかな景気回復の実態は不変
2010年01月22日
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<米国経済・金融の概況>
- オバマ大統領は就任一周年を迎える。就任時の変革への熱気が冷める中、支持率の低下が続いており、中間選挙を睨んで、1/27の一般教書演説、2/1予算教書等でどのような指針を打ち出してくるかが注目される。
- 就任後も失業率の上昇・高止まりが続いており、経済政策への評価が高いとは言えないが、就任時との比較では、経済・金融の安定度は格段に増している。そうした中、1/29発表予定の10-12月期GDP速報値の市場予想では、前期比年率4%台への上振れが見込まれる。ただし、成長率押上げの主因は在庫循環にあり、雇用減や資産価格下落の影響を受けた個人消費の回復力は鈍く、最終需要はむしろ低下する可能性がある。
- 12月FOMCでは、金融政策の維持が決定された。その後発表されたベージュブックでは、景気の拡大を指摘しながらも、経済全般は低レベルに留まっているとの認識を示している。1/26・27開催のFOMCでも、現状の金融緩和策が維持され、出口戦略に向けての議論が注目されよう。
(2010年01月22日「Weekly エコノミスト・レター」)
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