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- 商業販売統計09年10月~引き続き自動車を中心に持ち直しの動き
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■見出し
・引き続き自動車を中心に持ち直しの動き
・低迷続く百貨店、スーパー
■introduction
11月27日に経済産業省から公表された09年10月の商業販売統計速報によると、小売業販売額は前年比▲0.9%の10兆8310億円と、14ヵ月連続の減少となった。悪化幅は09年7月以降4ヵ月連続で縮小している。季節調整済前月比では▲0.9%と4ヵ月振りの減少となった。物価変動の影響を除いた実質値(当研究所試算値)では、前年比3.5%と、5ヵ月連続の増加となった。金額ベースでの落ち込みは、物価下落の影響を強く受けているものと考えられる。
業種別には、百貨店などの各種商品小売業が前年比▲7.2%(9月:同▲5.0%)、飲食料品小売業が前年比▲1.8%(9月:同▲0.3%)と悪化幅が拡大したものの、引き続き政策効果から自動車小売業が前年比11.6%(9月:同4.2%)と伸びを高めたことに加え、大幅低下が続いていたガソリン価格の下落幅が縮小したことから、燃料小売業が前年比▲3.7%(9月:同▲10.1%)と悪化幅が縮小した。寄与度別でみると、自動車小売業が1.3%、飲食料品小売業が▲0.6%、各種商品小売業が▲0.8%、燃料小売業が▲0.4%となった。
(2009年11月27日「経済・金融フラッシュ」)
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