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- 4月ECB政策理事会:25bpの利下げ、5月に非標準的手段を追加へ
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■見出し
・利下げ幅は25bp、利下げ余地を残す
・景気認識は厳しいが、内外の政策対応の進展を評価、インフレ・リスクは一段と低下
・ 25bpの追加利下げでコリドーは縮小、非伝統的な手段の追加措置を5月に実施
■introduction
欧州中央銀行(ECB)は2日に政策理事会を開催、政策金利(レポ金利)を25bp引下げ、1.25%とした。レポ金利と限界ファシリティー金利、預金ファシリティー金利も同幅の引下げを行い、レポ金利との差(コリドー)は±100bpで据え置いた。
質疑応答の中で、トリシェ総裁は、レポ金利は下限ではないが、預金ファシリティーは当面据え置くとの見方を示しており、追加利下げの段階ではコリドーも縮小される見通しとなった。今回、導入が噂されていた非標準的な手段(non-standard measures)は「来月の会合で議論し、詳細を公表する」とされた。
(2009年04月03日「経済・金融フラッシュ」)
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03-3512-1832
- ・ 1987年 日本興業銀行入行
・ 2001年 ニッセイ基礎研究所入社
・ 2023年7月から現職
・ 2011~2012年度 二松学舎大学非常勤講師
・ 2011~2013年度 獨協大学非常勤講師
・ 2015年度~ 早稲田大学商学学術院非常勤講師
・ 2017年度~ 日本EU学会理事
・ 2017年度~ 日本経済団体連合会21世紀政策研究所研究委員
・ 2020~2022年度 日本国際フォーラム「米中覇権競争とインド太平洋地経学」、
「欧州政策パネル」メンバー
・ 2022年度~ Discuss Japan編集委員
・ 2023年11月~ ジェトロ情報媒体に対する外部評価委員会委員
・ 2023年11月~ 経済産業省 産業構造審議会 経済産業政策新機軸部会 委員
伊藤 さゆりのレポート
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