2002年08月22日

4-6月期は0.2%(年率0.7%)成長を予測~回復力は脆弱

経済研究部 経済調査部長 斎藤 太郎

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<2002年4-6月期GDP予測>

  1. 新しい推計方法で作成される4-6月期の実質GDP成長率は、前期比0.2%(前期比年率0.7%)と2四半期連続のプラス成長になったと推計される。
  2. 国内需要は民需、公需ともにマイナスとなったが、輸出が引き続き大幅な伸びとなったことから、1-3月期に続き外需がプラス成長の主因となった。
  3. 推計方法の変更に伴い、1-3月期の成長率は前期比1.4%(前期比年率5.7%)から前期比0.2%(前期比年率1.0%)へと大幅に下方改定される見込みである。2四半期連続で低成長にとどまること、外需依存の成長が続いていることから、景気の回復力は依然として脆弱なものにとどまっていると判断される。
  4. 2001年度の成長率は▲1.3%から▲2.0%へと下方改定されると予測する。
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(2002年08月22日「Weekly エコノミスト・レター」)

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経済研究部   経済調査部長

斎藤 太郎 (さいとう たろう)

研究・専門分野
日本経済、雇用

経歴
  • ・ 1992年:日本生命保険相互会社
    ・ 1996年:ニッセイ基礎研究所へ
    ・ 2019年8月より現職

    ・ 2010年 拓殖大学非常勤講師(日本経済論)
    ・ 2012年~ 神奈川大学非常勤講師(日本経済論)
    ・ 2018年~ 統計委員会専門委員

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