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ドイツの責任準備金評価用最高予定利率が2022年から0.25%に-BMF(財務省)の決定内容と関係団体の反応-
中村 亮一
ドイツの責任準備金評価用の最高予定利率(Höchstrechnungszinses:HRZ)を巡る動向については、これまで何回かの保険年金フォーカスで報告してきたが、直近では、保険年金フォーカス「ドイツの責任準備金評価用最高予定利率を巡る最近の動き-DAV(ドイツ・アクチュアリー会)が0.9%から0.25%への引き下げを推奨-」(2021.2.12)において、DAVが0.90%から0.25%への引き下げを推奨していることを報告した。
こうした動きを受けて、BMF(ドイツ連邦財務省)は、2022年1月1日から保険や年金の責任準備金評価に対する最高予定利率を0.9%から0.25%に引き下げることを決定して、3月25日に、これに伴う法令の改正草案を公開した。さらに、これに対する関係団体からの意見を踏まえて、4月27日に法令改正を公表した。
■目次
1―はじめに
2―責任準備金評価用最高予定利率設定ルール等の現状
1|責任準備金評価用最高予定利率
2|責任準備金評価用最高予定利率の意味合い
3|直近の金利の状況
3―今回のBMF(連邦財務省)の決定による法令改正内容
1|「責任準備金命令(DeckRV)」における最高予定利率に関する規定改正
2|「年金基金監督条例(PFAV)」における最高予定利率に関する規定改正
4―関係団体の意見や反応等
1|GDV(ドイツ保険協会)
2|DAV(ドイツ・アクチュアリー会)
3|BdV(被保険者連盟)
4|保険会社の対応等
5―まとめ
中村 亮一
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