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2016年度 生命保険会社決算の概要

保険研究部 主任研究員 年金総合リサーチセンター・気候変動リサーチセンター兼任 安井 義浩
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生命保険会社41社の2016年度(2017年3月期)決算が5月下旬に出揃った。販売業績面では、新契約高は対前年度2.4%増加、保有契約高は0.1%増加となった。保険料等収入は、低金利下での貯蓄性商品の販売(特に金融機関窓販)減少により、大幅に減少した。同じく長引く低金利の影響を受け、基礎利益は実質的には減少基調である。健全性には今のところ問題ないようだが、収支面では、2018年には生命表の改定に伴う保険料引下げも予定されており、さらに厳しい状況が続きそうだ。
■目次
1――保険業績(全社)
2――大手中堅9社の収支状況
1|減少した基礎利益
2|減少に転じた利差益
3|当期利益は増加~引き続き内部留保に重点をおくが、配当も安定的な水準
4|ソルベンシー・マージン比率~若干低下したが高水準を維持
3――かんぽ生命の状況
4――2017年度以降への展望
1|資産運用方針
2|標準死亡率の改定
(2017年07月11日「基礎研レポート」)

03-3512-1833
- 【職歴】
1987年 日本生命保険相互会社入社
・主計部、財務企画部、調査部、ニッセイ同和損害保険(現 あいおいニッセイ同和損害保険)(2007年‐2010年)を経て
2012年 ニッセイ基礎研究所
【加入団体等】
・日本アクチュアリー会 正会員
・日本証券アナリスト協会 検定会員
安井 義浩のレポート
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