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- 米1-3月期GDPは年率2.5%~個人消費と在庫が成長率を押上げ
米商務省発表の1-3月期実質GDP(速報値)は、2.5%(前期比年率:以下も同じ)と前期の0.4%から回復したものの、市場予想の3.0%を下回った。内訳では、自動車を含む耐久財消費が8.1%と前期(13.6%)ほどではなかったものの好調を維持、サービス消費も3.1%と高い伸びを見せ、個人消費全体では3.2%(前期は1.8%)に回復した。また、在庫投資が、前期の寄与度▲1.52%から同+1.03%と寄与度を回復させたことも大きい。半面、政府支出の減少が続き(寄与度では▲0.80%)、純輸出の寄与度▲0.50%と共に成長率を押し下げた。
なお、設備投資は2.1%と前期(13.2%)から伸び率を大幅に縮め、住宅投資も12.6%と前期(17.6%)から伸び率を縮めた。GDPから在庫・純輸出を除いた国内最終需要は1.9%と前期(1.5%)から上昇したものの低水準が続いた。1-3月期の成長率は上昇したものの、今後は「財政の崖」合意による増税(給与税減税や富裕層の減税が失効)や政府支出削減等が景気に抑制的に作用すると思われる。当面は、FRBの金融緩和策に下支えされた緩やかな成長に留まりそうだ。
(2013年04月30日「経済・金融フラッシュ」)
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土肥原 晋
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