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- 米国経済動向~リセッション入りを示唆する指標が相次ぐ
2008年02月22日
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<米国経済の動き>
- 10-12月期実質GDP(速報値)は前期比年率0.6%と7-9月期4.9%から急低下、市場予想も下回り、想定以上のスピードで経済が減速していることを示した。その後、2月に入って発表された経済指標では、雇用の悪化に続き、ISM非製造業や消費者マインド等前回リセッション以来の悪化を示す指標が増加している。
- 景気悪化の背景としては、住宅市場の下落に歯止めがかからず、サブプライム問題の拡大で金融市場が動揺を見せる中、原油価格がさらに高騰するなど、特に、個人消費への抑制要因が増加していることが大きい。
- こうした中で、FRBは、1月中に合計1.25%の大幅利下げを実施、さらに、ブッシュ政権は、景気刺激策を実施しつつある。しかし、そうした政策が効果を発揮するのは下半期に入ってからと見られ、上半期のリセッション入りの可能性は、一段と高まっていると見られる。
(2008年02月22日「Weekly エコノミスト・レター」)
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