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- 米国4-6月期GDP(改定値)は4.0%へ上方修正
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■見出し
・上方修正幅は+0.6%~実質GDPは5四半期ぶりの高水準
・前期比では、堅調な設備投資と純輸出の半面、消費減速が顕著
・コア消費価格指数は下方修正
■introduction
8月30日米国商務省発表の4-6月期のGDP(改定値)は、前期比年率4.0%となり、速報値3.4%から+0.6%上方修正された。直前の市場予想(4.1%)を若干下回ったものの、1-3月期の同0.6%からは大幅上昇となる。また、実質GDP4.0%は、2006年1-3月期の同4.8%以来5四半期ぶりの高水準となる。ただし、GDPと対照的なのが消費の弱さであろう。消費は今回同1.4%(修正前は1.3%)と若干上方修正されたものの、前1-3月期の同3.7%の半分以下に留まり、こちらは2005年10-12月期1.2%以来の低水準となる。
速報値との差異が大きかったのは設備投資で、前期比年率は8.1%→11.1%へ、寄与度では1.12と+0.29の上方修正となり、また、純輸出も寄与度1.42と+0.24の上方修正となった。半面、住宅投資は前期比年率で▲9.3%→▲11.6%へと下方修正され、寄与度は▲0.61と▲0.12の下方修正となった(図表-1)。この結果、在庫投資や純輸出を除いた内需の強さを示す国内最終販売では、設備投資の増加が大きく、前期比年率1.9%→2.2%へと上方修正された。なお、在庫は寄与度で0.15→0.21と上方修正され、政府支出は前期比年率4.1%(速報値4.2%)と若干下方修正されている。
(2007年08月31日「経済・金融フラッシュ」)
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土肥原 晋
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