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日本の高齢化率はついに2割の大台を突破し、世界のなかで最も高齢化の進んだ国となった。人生の長期化により主要なライフイベントが先送りされ、世帯の縮小や配偶関係の多様化も進んでいる。
このようなライフサイクルの多彩化のなかで住宅・住まいのあり方も大きく変わり、今後は新たな高齢者住宅需要ばかりではなく、中高年の一人暮らしや夫婦のみ世帯など新たな小規模世帯の新規住宅需要が発生する。
ここでは人生の長期化がもたらすライフサイクルの変化により多様化する長寿社会の家族とすまいについて考える。
(2007年03月26日「基礎研マンスリー」)
土堤内 昭雄
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