- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 米国経済 >
- 2005・2006年米国経済・金融見通し~景気は緩やかに減速
<米国経済見通し>
- 足下の景気は堅調な推移を見せているものの、2005年の経済環境を2004年と比較すると、主要な需要項目には抑制要因が多い半面、景気刺激要因は乏しい状況にある。ただし、雇用状況の回復から、所得増による消費下支えが期待でき、自律的な成長が維持されよう。また、インフレリスクの高まりから、FRBの舵取りが一段と注目を集めよう。景気は緩やかな減速にとどまり、2005年の成長率は3.5%と見込まれる。
<今後の米国金融市場>
- 米長期金利の下振れ余地が目先狭まった可能性はあるものの、長期金利の想定フェアバリューについては、前回見通し(12/17)で示した「10年国債利回りで見て4%台にとどまる」との見方を維持することとする。
- 多額の経常赤字をファイナンスする必要がある米国にとって、資金逃避につながり得るような米金融市場の不安定化は、できる限り避けたいことから、FRBはこれまで通り「慎重なスタンス」を演出し、市場の安定を保持しながら今暫く利上げを続けよう。
(2005年03月18日「Weekly エコノミスト・レター」)
このレポートの関連カテゴリ
土肥原 晋
熊谷 潤一
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2025年02月07日
金価格は史上最高値を更新、まだ上昇余地はあるか? -
2025年02月07日
英国金融政策(2月MPC公表)-利下げ決定、今後の段階的・慎重姿勢は維持 -
2025年02月07日
基礎研REPORT(冊子版)2月号[vol.335] -
2025年02月07日
Jリート市場回復の処方箋 -
2025年02月07日
海底資源探査がもたらす未来-メタンハイドレートと海底金属
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年11月27日
News Release
-
2024年07月01日
News Release
-
2024年04月02日
News Release
【2005・2006年米国経済・金融見通し~景気は緩やかに減速】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
2005・2006年米国経済・金融見通し~景気は緩やかに減速のレポート Topへ