- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 日本経済 >
- 増大する海外経済のリスク要因~2004・2005年度経済見通し
2004年08月18日
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
- 4-6月期の実質経済成長率は前期比0.4%で、設備投資の伸びが低下し横這いにとどまったことを主因に、1-3月期の1.6%に比べ減速した。設備投資は7-9月期には再び増加すると見込まれることなどから、景気の回復力が急激に弱まっているとは考えられない。2004年度の実質成長率は3.3%、名目成長率は1.2%と見込まれる。
- 原油価格など素材価格の上昇は、価格上昇期待からデフレ脱却に繋がるという期待もあるが、現状では企業収益の圧迫要因となっている。設備投資の伸び鈍化や消費の低迷によってデフレギャップが拡大する恐れも大きい。海外経済の減速や円高のリスクは高く、国内需要の伸びがこれを補うことは難しい状況にある。2005年度は、実質成長率は1.0%、名目成長率は▲0.1%に減速するだろう。
(2004年08月18日「Weekly エコノミスト・レター」)
このレポートの関連カテゴリ
櫨(はじ) 浩一 (はじ こういち)
櫨(はじ) 浩一のレポート
| 日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
|---|---|---|---|
| 2020/03/06 | 不安の時代ー過剰な貯蓄を回避する保険の意義 | 櫨(はじ) 浩一 | 基礎研マンスリー |
| 2020/02/27 | MMTを考える | 櫨(はじ) 浩一 | 基礎研レポート |
| 2020/02/07 | 令和の日本経済はどうなるか-経済予測の限界と意義 | 櫨(はじ) 浩一 | 基礎研マンスリー |
| 2020/01/31 | 不安の時代~過剰な貯蓄を回避する保険の意義~ | 櫨(はじ) 浩一 | エコノミストの眼 |
新着記事
-
2025年11月07日
フィリピンGDP(25年7-9月期)~民間消費の鈍化で4.0%成長に減速、電子部品輸出は堅調 -
2025年11月07日
次回の利上げは一体いつか?~日銀金融政策を巡る材料点検 -
2025年11月07日
個人年金の改定についての技術的なアドバイス(欧州)-EIOPAから欧州委員会への回答 -
2025年11月07日
中国の貿易統計(25年10月)~輸出、輸入とも悪化。対米輸出は減少が続く -
2025年11月07日
英国金融政策(11月MPC公表)-2会合連続の据え置きで利下げペースは鈍化
お知らせ
-
2025年07月01日
News Release
-
2025年06月06日
News Release
-
2025年04月02日
News Release
【増大する海外経済のリスク要因~2004・2005年度経済見通し】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
増大する海外経済のリスク要因~2004・2005年度経済見通しのレポート Topへ











