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- 金融・為替市場の動き/日銀見通し2004年度もデフレ継続
2003年11月07日
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<今月の日銀ウォッチ>
- 日銀は10/31日に「展望リポート」を公表した。消費者物価(全国、除く生鮮食品)の「大勢見通し」は今年度が0.3~0.1%の下落、2004年度は0.5~0.2%の下落となり、いずれもマイナスとなった。政策委員のなかには2004年度で0.5%の物価上昇の予測もあったが、大勢見通しではなおデフレは続くとされている。
- 日銀に外債を売却して介入のための円を調達するという案がここにきて浮上してきた。円高介入の資金確保ができ、為替市場に対して、強い円高阻止を印象付けるというアナウンスメント効果は期待できると思われる。
<金融・為替市場の動き>
- 景況改善に伴う金利先高観は残るが、ゼロ金利解除には時間がかかると思われるのに加え、拡大した長短金利差から見る限り、これ以上の長期金利上昇余地は小さいだろう。
- G7以降の短期的なドル安が一巡した可能性はあるが、米経常収支改善には今暫く時間がかかる上、本邦輸出企業のドル売りなどから、ドルの上値も限られたものとなろう。
(2003年11月07日「Weekly エコノミスト・レター」)
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熊谷 潤一

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