- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 保険 >
- 中国・アジア保険事情 >
- 中国保険市場の最新動向(4)中国生保大手、減益目立つも販売チャネル、商品の転換が奏効 -晒される理財商品との競争、資本市場の低迷-
中国保険市場の最新動向(4)中国生保大手、減益目立つも販売チャネル、商品の転換が奏効 -晒される理財商品との競争、資本市場の低迷-
![](https://www.nli-research.co.jp/files/topics/53_ext_01_0.jpeg?v=1710400924)
保険研究部 主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任 片山 ゆき
このレポートの関連カテゴリ
■要旨
中国の生保市場は、最大手の内国系生保5社のみで市場の7割以上、内国系生保全体では95.2%のシェアを占め、市場の占有率が高い。一方、外資系生保については、シェアは4.8%と小さいものの、新たな勢力として「銀行系生保」が上位に急浮上してきている。
2012年の生保市場は、緩やかな回復がみられたものの、これまでの銀行窓販規制や銀行の理財商品との競争、更に長引く資本市場の低迷の影響を受けて、大手各社では軒並み減益となった。
しかしながら、各社では販売チャネルや商品の軸足は銀行窓販による有配当保険に置きながらも、販売チャネルについてはエージェント、商品は銀行の理財商品の競争に晒されない医療・傷害保険の強化に向けた動きが見られる。
これまで保険会社の資産運用の規制緩和は段階的に進められてきた。しかし、この4年間は運用利回りが低下し続けており、2012年以降、主務官庁は収益拡大に向けて、投資範囲の拡大や投資制限の緩和に向けた積極的な対策をとっている。
(2013年11月19日「保険・年金フォーカス」)
このレポートの関連カテゴリ
関連レポート
![](https://www.nli-research.co.jp/files/topics/53_ext_01_0.jpeg?v=1710400924)
03-3512-1784
- 【職歴】
2005年 ニッセイ基礎研究所(2022年7月より現職)
(2023年 東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士後期課程修了) 【社外委員等】
・日本経済団体連合会21世紀政策研究所研究委員
(2019~2020年度・2023年度~)
・生命保険経営学会 編集委員・海外ニュース委員
・千葉大学客員教授(2024年度~)
・千葉大学客員准教授(2023年度) 【加入団体等】
日本保険学会、社会政策学会、他
博士(学術)
片山 ゆきのレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2024/07/19 | 中国、20代の未婚化、出生率低下が顕著 | 片山 ゆき | ニッセイ基礎研所報 |
2024/06/18 | ネット保険の需要拡大(中国)【アジア・新興国】中国保険市場の最新動向(63) | 片山 ゆき | 保険・年金フォーカス |
2024/06/10 | 子育て支援が足りない(中国) | 片山 ゆき | 基礎研レポート |
2024/06/03 | 中国、住宅購入で“戸籍”も取得-地方で増す不動産不況への危機感 | 片山 ゆき | 基礎研レター |
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年07月26日
職場における温度、匂い、音等は、どういう人がシンドイと思っているのか -
2024年07月26日
米GDP(24年4-6月期)-前期比年率+2.8%と前期から大幅上昇、市場予想の+2.0%も大幅に上回る -
2024年07月26日
お金の流れでみる日本経済 -
2024年07月25日
消えた580兆円~住宅投資をしても残高の増加は限定的~日本の住宅投資はなぜ「資産化」しないのか~ -
2024年07月24日
中国経済の現状と注目点-好調は持続せず、不動産不況と貿易摩擦で弱り目に祟り目の中国経済
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年07月01日
News Release
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
【中国保険市場の最新動向(4)中国生保大手、減益目立つも販売チャネル、商品の転換が奏効 -晒される理財商品との競争、資本市場の低迷-】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
中国保険市場の最新動向(4)中国生保大手、減益目立つも販売チャネル、商品の転換が奏効 -晒される理財商品との競争、資本市場の低迷-のレポート Topへ