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- 2012~2014年度経済見通し~底入れを探る日本経済
2012年11月13日
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<実質成長率:2012年度0.7%、2013年度1.7%、2014年度▲0.5%を予想>
- 2012年7-9月期の実質GDPは外需の悪化を主因として前期比▲0.9%(年率▲3.5%)の大幅マイナス成長となった。日本経済は東日本大震災からの復興需要に支えられて持ち直しの動きを続けてきたが、海外経済の減速を背景とした輸出の減少や個人消費の息切れなどから2012年春頃をピークに後退局面入りしていると考えられる。
- 10-12月期もマイナス成長が続くが、中国をはじめとした海外経済の持ち直しによって輸出が底入れする2013年1-3月期にはプラス成長に転じ、景気後退は比較的短期間で終了する可能性が高い。
- 2013年度に入ると、個人消費、住宅投資で消費税率引き上げ前の駆け込み需要が発生し、高めの成長が続くだろう。駆け込み需要によって2013年度の実質GDPは0.7%押し上げられると試算される。
- ただし、2014年度は駆け込み需要の反動減に物価上昇に伴う実質所得低下の影響が加わるため、マイナス成長は避けられないだろう。実質GDP成長率は2012年度が0.7%、2013年度が1.7%、2014年度が▲0.5%と予想する。
(2012年11月13日「Weekly エコノミスト・レター」)
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経歴
- ・ 1992年:日本生命保険相互会社
・ 1996年:ニッセイ基礎研究所へ
・ 2019年8月より現職
・ 2010年 拓殖大学非常勤講師(日本経済論)
・ 2012年~ 神奈川大学非常勤講師(日本経済論)
・ 2018年~ 統計委員会専門委員
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