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- 米4月FOMCはQE2の6月終了を表明~終了後も量的緩和規模を維持
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■見出し
・4月FOMCは予想通り現行政策を維持、FOMC後の記者会見に注目が集まる:4月FOMCの概要
・QE2終了後も、終了時の量的規模を維持:記者会見の概要
・4月FOMC声明文の要旨
・FOMCでの経済見通しを公表~成長率を下方修正の一方、インフレは上方修正
■introduction
4月27・28日開催のFOMC(連邦公開市場委員会)では、成長見通しをやや下方修正しながらも景気回復は持続しているとし、インフレについては見通しを上方修正したが、商品価格や原油価格の上昇は一時的とし、長期的なインフレ期待と基調としてのインフレ指標は抑制されているとした。結局、FOMC直後に発表された声明文では、現行の金融政策に変更が無いことを決定、これにより、昨年11月に発表された追加の量的緩和策(QE2=quantitative easing)が予定通り6月に終了し、導入済みのゼロ金利政策が維持されることとなった。
今回のFOMCで注目されたのは、FOMC後に行われるバーナンキ議長の記者会見だった。これまで、FRBはFOMC後に1枚物の声明文を発表、その3週間後に議事録を公表していたが、今回以降、議長がFOMC後に記者会見を行うこととなった。今回は初の記者会見でもあり、注目度は極めて高かった。これまで金融政策の行方については、声明文ないしその行間を読むような解釈が行われていたが、今後は会見に一層の注目が集まることとなりそうだ。
(2011年04月28日「経済・金融フラッシュ」)
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土肥原 晋
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