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■目次
1.不動産投資市場の現状
2.今後の見通し
■introduction
わが国の不動産投資市場は、ここ数年、国内外の投資資金の流入と景気回復による不動産実需の増加により、活発な投資が続いてきた。
しかし、2005年前後から上昇に転じた大都市圏の地価には、上昇率が低下する地域もみられ、天井感も指摘され始めている。
また、2007年5月末に最高値をつけた東証REIT指数は、サブプライム・ローン問題などの影響で下落後、不安定な動きにある。
ニッセイ基礎研究所では、2007年10月に不動産投資分野の実務家・専門家に対し、不動産投資市場の現状認識と先行きについて第4回不動産市況アンケートを実施した。
このアンケートは、不動産・建設、金融・保険、仲介、不動産管理、不動産ファンド・REIT、格付、投資顧問・コンサルタントなどに携わる200名を対象に、2007年10月1日~12日に電子メールで実施したもので、103件の回答を得た(回収率51.5%)。
まず、不動産取引の現状については、「高値だが適正(高値ではあるが、適正な範囲の取引が多い)」という回答が44.7%と最も多く、次いで「過熱気味(理解を超えた価格での取引が多い)」が42.7%と続く。
昨年の調査においても、今回同様に、「高値だが適正(50.4%)」が、「過熱気味(42.1%)」を上回っていたが、今年の調査ではその差がかなり縮小している。
ちなみに、前述の回答を、REIT運用関係者に絞ってみてみると、昨年に比べ、「過熱(バブル的)(理解を超える価格での取引が非常に多い)」との回答の割合が、5.0%から25.0%に大幅に増加した。
(2007年11月26日「基礎研マンスリー」)
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岡 正規
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