- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 米国経済 >
- 米国経済動向~低空飛行続く米経済、1-3月期GDPは2%割れも
2007年04月20日
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
<米国経済の動き>
- 米国経済では10-12月期にマイナスだった住宅・設備投資の調整が続いており、依然、減速基調にある。月末には1-3月期GDPが発表されるが、市場予想は2.0%前後と1%台も視野に入れた状況にある。
- こうした中、個人消費は堅調を保っている。個人消費の背景にある雇用増が堅調に推移しているため、景気を下支えする形となっており、景気失速に至る可能性は少ないと思われる。しかし、1-3月期は、ガソリン価格の反騰等を考えると、前期ほどの伸び(前期比年率4.2%)は期待できない。
- 金融政策では、3月FOMCの声明文で利上げの記述が削除されたため、中立型に変更されたとの観測も見られたが、その後発表の議事録では、FRBがインフレリスクを最も懸念していることが確認された。コアCPI等は落ち着きを見せているが、次回5月のFOMCでも金利は据え置かれ、声明文に注目が集まろう。
(2007年04月20日「Weekly エコノミスト・レター」)
このレポートの関連カテゴリ
土肥原 晋
土肥原 晋のレポート
| 日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
|---|---|---|---|
| 2014/04/07 | 金融危機5周年、米経済に変革の兆し-シェールガス革命が復興の鍵に | 土肥原 晋 | 基礎研マンスリー |
| 2014/03/05 | 徐々に高まる成長ステージ、2015年本格回復を視野に | 土肥原 晋 | ニッセイ年金ストラテジー |
| 2014/02/25 | 金融危機5周年、米経済に変革の兆し-シェールガス革命が復興の鍵に | 土肥原 晋 | ニッセイ景況アンケート |
| 2014/02/21 | 寒波の影響色濃い米経済~金融政策はガイダンス変更に注目 | 土肥原 晋 | Weekly エコノミスト・レター |
新着記事
-
2025年11月04日
今週のレポート・コラムまとめ【10/28-10/31発行分】 -
2025年10月31日
交流を広げるだけでは届かない-関係人口・二地域居住に求められる「心の安全・安心」と今後の道筋 -
2025年10月31日
ECB政策理事会-3会合連続となる全会一致の据え置き決定 -
2025年10月31日
2025年7-9月期の実質GDP~前期比▲0.7%(年率▲2.7%)を予測~ -
2025年10月31日
保険型投資商品の特徴を理解すること(欧州)-欧州保険協会の解説文書
お知らせ
-
2025年07月01日
News Release
-
2025年06月06日
News Release
-
2025年04月02日
News Release
【米国経済動向~低空飛行続く米経済、1-3月期GDPは2%割れも】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
米国経済動向~低空飛行続く米経済、1-3月期GDPは2%割れものレポート Topへ











