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現下の米経済は、住宅投資の冷え込み等により、急速にリセッション警戒が高まっている。今回の住宅ブームは、2001年リセッション後の景気回復の遅れに対応した大幅な金融緩和を背景とするが、その後の利上げ政策で住宅投資の減速が続き、2006年には、既に、景気へのリスク要因として懸念されていた。
その後、2007年に入るとサブプライム問題が住宅市場の悪化を加速させ、また、世界的な金融市場の混乱を引き起こして景気にも深刻なダメージを与えたのである。本稿では、こうした状況を中心に最近の米国住宅投資の動向を検証した。
(2008年02月25日「基礎研マンスリー」)
土肥原 晋
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