2013年06月07日

特定労働者派遣事業に何が起きているのか?

松浦 民恵

このレポートの関連カテゴリ

文字サイズ

派遣事業には一般労働者派遣事業と特定労働者派遣事業の2種類がある。一般労働者派遣事業には登録型派遣や日雇い派遣が含まれ、派遣先が決まったところで派遣会社との雇用契約が発生することから、事業認可に対してより厳しい規制が適用され、許可制となっている。一方、特定労働者派遣事業は派遣会社に常時雇用される労働者を対象とする派遣であることから、規制が比較的緩やかで、事業認可は届出制となっている。

近年、この特定労働者派遣事業が顕著に拡大してきている。特定労働者派遣事業拡大については、規制の厳しい「一般」から届出だけの「特定」へ流入しているという要因だけでなく、他業種の請負会社が、請負の適正化によって派遣事業に参入してくるという、もう一つの要因がある。なかでも、特定労働者派遣事業において、情報サービス業の請負会社の存在感が高まってきている。

Xでシェアする Facebookでシェアする

このレポートの関連カテゴリ

松浦 民恵

研究・専門分野

公式SNSアカウント

新着レポートを随時お届け!
日々の情報収集にぜひご活用ください。

週間アクセスランキング

レポート紹介

【特定労働者派遣事業に何が起きているのか?】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

特定労働者派遣事業に何が起きているのか?のレポート Topへ