- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 米国経済 >
- 10月FOMCは現行政策を維持~当面は政府閉鎖の影響を注視
10月29・30日開催のFOMCでは、金融政策の変更はなく、前回同様に現行緩和策の中核である「資産購入策」と「ゼロ金利政策及びそのフォワードガイダンス」が決定された。FOMCは年8回開催されるが、今年開催された7回の会合で、昨年12月決定の現行緩和策を踏襲したことになる。また、注目度の高い資産購入の縮小(テーパリング)に関しては「労働市場が十分に回復するまで資産購入を続ける」とした前回声明文の文言を維持している。
経済情勢では、9月までの金利上昇の影響に加え、10月の政府閉鎖の景気への影響が懸念されており、市場の予想通りの結果と言えよう。今後は経済指標の動向を注視することとなるが、バーナンキ議長が6月記者会見で「年内に資産購入ペースを縮小、来年央に収束する」と表明したこともあり、次回12月開催のFOMCでの政策指針が注目される。
(2013年10月31日「経済・金融フラッシュ」)
このレポートの関連カテゴリ
土肥原 晋
研究・専門分野
土肥原 晋のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2014/04/07 | 金融危機5周年、米経済に変革の兆し-シェールガス革命が復興の鍵に | 土肥原 晋 | 基礎研マンスリー |
2014/03/05 | 徐々に高まる成長ステージ、2015年本格回復を視野に | 土肥原 晋 | ニッセイ年金ストラテジー |
2014/02/25 | 金融危機5周年、米経済に変革の兆し-シェールガス革命が復興の鍵に | 土肥原 晋 | ニッセイ景況アンケート |
2014/02/21 | 寒波の影響色濃い米経済~金融政策はガイダンス変更に注目 | 土肥原 晋 | Weekly エコノミスト・レター |
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年11月08日
英国金融政策(11月MPC公表)-新予算案を受けてインフレ見通しを上方修正 -
2024年11月08日
米FOMC(24年11月)-予想通り、政策金利を▲0.25%引き下げ。パウエル議長が任期途中での辞任を否定 -
2024年11月08日
内外株式ファンドで売却膨らむ~2024年10月の投信動向~ -
2024年11月08日
基礎研REPORT(冊子版)11月号[vol.332] -
2024年11月08日
実質賃金の回復を急げ-持続的な生産性向上に向けた議論を
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年07月01日
News Release
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
【10月FOMCは現行政策を維持~当面は政府閉鎖の影響を注視】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
10月FOMCは現行政策を維持~当面は政府閉鎖の影響を注視のレポート Topへ