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- 米4-6月期GDPは年率1.7% ~設備・住宅投資は伸びを高める
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米商務省発表の4-6月期実質GDP(速報値)は、1.7%(前期比年率:以下も同じ)と前期の1.1%から上昇、市場予想の1.0%を上回った。ただ、前期は1.8%から1.1%へと下方修正されている。個人消費では、自動車を含む耐久財消費が6.5%と前期(5.8%)を上回る好調を維持、全体では1.8%(前期は2.3%)となった。また、設備投資は4.6%と前期(▲4.6%)からプラスに転じ、住宅投資も13.4%と前期(12.5%)から伸びを高めた。
半面、在庫投資は、前期の寄与度0.93%から0.41%と寄与度を半減、純輸出は寄与度▲0.81%とマイナス幅を拡大、政府支出では▲0.4%とマイナスの伸びが続いた。
なお、今回のGDPでは、年次改定、基準改定と共に、国連の改定に基づいた算出方法の変更が行われた。改定前とのGDPの比較は、図表-1の通りとなる。直近の1-3月期の成長率は、1.8%→1.1%と引き下げられたものの、2012年の年間GDPは2.2%→2.8%へと大きく上昇、2005年(3.4%)以来の高水準となり、リセッション後では最も高い伸びとなった。
(2013年08月01日「経済・金融フラッシュ」)
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