保険研究部 上席研究員・ヘルスケアリサーチセンター・ジェロントロジー推進室兼任
三原 岳(みはら たかし)
研究領域:
研究・専門分野
医療・介護・福祉、政策過程論
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昭子:あの~、「特別養護老人ホーム」っていうのは何でしょうか。
笈川;ええ、それはまあ寝たきり老人とか、人格欠損のある老人を収容するところなんですよ。
昭子:人格欠損?
笈川:ええ、お便所が一人でできなかったり、排泄物を食べてしまったり、体になすりつけたりですね。
昭子:まあ、そんな人があるんですかあ?
笈川:お仕事を持ってらしては、老人の世話は難しいと思うんですけど、誰かが犠牲にならなくては。私たちもやがては老人になるんですからね。お話では(注:茂造が)夜中に飛び出したとおっしゃっていましたね。(略)そういう老人はどこのホームも収容しないんですよ。とても手が足りませんからね。
昭子:それじゃ私はどうなるんでしょう。老人ホームでも引き取らない老人を私一人が面倒見るんでしょうか?
笈川:立花さん。老人性うつ病とは老人痴呆もそうなんですが、これは精神病なんです。
昭子:……精神病。。。
笈川:ええ、まあどうしても隔離なさりたいなら、今のところ精神病院しかないですねえ。
保険研究部 上席研究員・ヘルスケアリサーチセンター・ジェロントロジー推進室兼任
研究領域:
研究・専門分野
医療・介護・福祉、政策過程論
プロフィール
【職歴】
1995年4月~ 時事通信社
2011年4月~ 東京財団研究員
2017年10月~ ニッセイ基礎研究所
2023年7月から現職
【加入団体等】
・社会政策学会
・日本財政学会
・日本地方財政学会
・自治体学会
・日本ケアマネジメント学会
【講演等】
・経団連、経済同友会、日本商工会議所、財政制度等審議会、日本医師会、連合など多数
・藤田医科大学を中心とする厚生労働省の市町村人材育成プログラムの講師(2020年度~)
【主な著書・寄稿など】
・『必携自治体職員ハンドブック』公職研(2021年5月、共著)
・『地域医療は再生するか』医薬経済社(2020年11月)
・『医薬経済』に『現場が望む社会保障制度』を連載中(毎月)
・「障害者政策の変容と差別解消法の意義」「合理的配慮の考え方と決定過程」日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク編『トピック別 聴覚障害学生支援ガイド』(2017年3月、共著)
・「介護報酬複雑化の過程と問題点」『社会政策』(通巻第20号、2015年7月)ほか多数