(1) 「港区」
「港区」の「虎ノ門地区」では、赤坂1・2丁目で、森トラストとNTT都市開発が地上 43階建ての「赤坂トラストタワー」(延床面積約22万m
2)を開発中で、2024年8月に第1期竣工、10月に第2期竣工予定である
13(図表-19 ①)。また、虎ノ門2丁目の虎ノ門病院跡地で、都市再生機構と国家公務員共済組合連合会が地上 38階建ての「虎ノ門アルセアタワー」(延床面積約18万m
2)を開発中で、2025年2月に竣工予定である(図表-19 ②)。同プロジェクトでは、保留床取得者として日鉄興和不動産、第一生命保険、関電不動産開発、東京ガス不動産、九州旅客鉄道、大成建設の6社が参画している
14。
また、赤坂二・六丁目地区の東街区では、三菱地所とTBSホールディングが地上 40階建ての複合ビル(延床面積約17万m
2)を開発中で、2028年に竣工予定である
15。隣の西街区では、ホテルや商業施設が入居する劇場ホール(地上18階建て・延床面積約17万m
2)が開発中である(図表-19 ③)。
「三田・高輪地区」では、芝浦1丁目の浜松町ビルディング跡地に、野村不動産と東日本旅客鉄道が「BLUE FRONT SHIBAURA」(S棟:43建て・2025年2月竣工予定、N棟:45建て・2030年度竣工予定)を開発中で、延床面積は合計約55万m
2に達する計画となっている
16(図表-19 ④)。
高輪2丁目では、JR東日本が「TAKANAWA GATEWAY CITY」を開発中で、複数のオフィスビルが竣工予定である
17(図表-19 ⑤)。2025年3月に「THE LINKPILLAR1」[South棟(30階建)・North棟(29階建)]が竣工予定で、延床面積は約46万m
2に達する見通しである。その後も、2025年度中に31階建て「THE LINKPILLAR2」(延床面積約21万m
2)が竣工予定である。
また、浜松町2丁目では、世界貿易センタービルディングと鹿島、東京モノレール、JR東日本が「世界貿易センタービル本館」の建て替えを行っており、地上46階の複合ビル(延床面積約30万m
2)が2027年3月に竣工予定である
18。同ビルの36階~46階には「ラッフルズ東京」が2028年に開業予定である
19(図表-19 ⑥)。