コロナ禍からの「移動」の再生について考える-不特定多数の大量輸送から、特定少数の移動サービスへ

2022年07月20日

(坊 美生子) 高齢化問題(全般)

■目次

1――はじめに
2――コロナ禍における移動の減少
  1|国内における移動回数の減少
  2|移動距離の短縮
  3|高齢者の移動の減少
3――移動手段の変化~公共交通の減少、パーソナルな移動手段へのシフト~
4――人とモノの輸送や自走に関わる事業者への影響
  1|旅客運送業の低迷と自動車小売業の回復基調
  2|宅配貨物運送業の好調
  3|旅客運送事業者の経営悪化
5――移動減少が個人と地域社会にもたらす影響
  1|移動の減少による地域の経済社会への影響
  2|高齢者の移動減少による身体機能低下リスク
  3|人間関係の疎遠化と孤独、孤立の増加
6――「移動」に求められる要素の変化
  1|不特定多数から「特定少数」へ
  2|相乗りへの意識
  3|「安全」と「安心」の違い
7――今後の移動サービスを考える
8――終わりに


※ 本稿は2022年3月31日発行「基礎研レポート」を加筆・修正したものである。

生活研究部   准主任研究員・ジェロントロジー推進室兼任

坊 美生子(ぼう みおこ)

研究領域:ジェロントロジー(高齢社会総合研究)

研究・専門分野
中高年女性の雇用と暮らし、高齢者の移動サービス、ジェロントロジー

経歴

【職歴】
 2002年 読売新聞大阪本社入社
 2017年 ニッセイ基礎研究所入社

【委員活動】
 2023年度~ 「次世代自動車産業研究会」幹事
 2023年度  日本民間放送連盟賞近畿地区審査会審査員

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