2023年以降、同プロジェクトを活用した大型オフィスが竣工している。同プロジェクトの第1号案件として、NTT都市開発は「アーバンネット仙台中央ビル」(延床面積約4.2万m
2・地上19階建て)を開発し、2023年12月に竣工した
12(図表-19 ①)。ウッドライズキャピタル
13は国分町1丁目に木と鉄骨のハイブリッド構造による環境配慮型オフィスビルの「ウッドライズ仙台」(延床面積1.0 万m
2・地上10階建て)を開発し、2023年11月に竣工した
14(図表-19 ②)。また、東京建物は仙台駅前の南町通に「T-PLUS仙台」(延床面積1.4 万m
2・地上12階建て)を開発し、2024年1月に竣工した
15(図表-19 ③)。
その後も、複数の大規模開発が計画されている。鹿島建設は中央三丁目で「NANT仙台南町」(延床面積1.2万m
2・地上11階建て)を開発し、2025年3月に完成する予定である
16(図表-19 ④)。
また、第一生命保険は、青葉区定禅寺通の「仙台第一生命ビル」の建替えを発表した。仙台市と連携し、勾当台公園再整備や市役所新本庁舎建設と一体で計画を進捗し、2028年の竣工を目指すとしている
17(図表-19 ⑤)。
大和ハウス工業は、青葉区本町1丁目の「第一日本オフィスビル」を建替えて、地上19階建てのオフィスビル(延床面積約2万m
2)の開発を計画している。「せんだい都心再構築プロジェクト」の助成を活用し、2028年の竣工を目指すとしている
18(図表-19 ⑥)。
また、東日本興業(東北電力系の不動産管理会社)、戸田建設、明治安田生命保険、三菱地所等は、「電力ビル」中心とした一体開発を計画しており
19、2023年5月に「せんだい都心再構築プロジェクト」の「グリーンビルディング」第1号案件に認定された。同計画では、オフィスや音楽ホールが入居する高層複合ビル2棟(南棟:約180m・北棟約135m)等を開発し、2035年頃の竣工を目指すとしている
20(図表-19 ⑦)