オルタナティブデータで見る新型コロナウイルスと人の移動-各都道府県の新型コロナ感染リスクと流動人口の比較

2020年09月23日

(佐久間 誠) 不動産市場・不動産市況

■要旨
 
  • 「大封鎖」と称される現在の危機においては、人の動き(流動人口)を把握することが、経済の先行きを占う上で重要である。
     
  • Googleが提供する「COVID-19: コミュニティ モビリティ レポート」をもとに、現在の流動人口を確認すると、(1)新型コロナウイルスの感染リスクが高いほど、流動人口が減少する傾向にあること、(2)東京都は高い感染リスクと比較しても他の地域より外出自粛傾向が強いこと、(3)新規感染者数の減少を受けて外出自粛傾向が幾分緩和していること、が示唆される。


■目次

1――はじめに
2――コロナ禍における流動人口
  1|全国と東京都の流動人口の推移
  2|各都道府県の流動人口と新規感染者数の関係
  3|各都道府県の流動人口の比較
3――各都道府県の新型コロナウイルスの感染リスクの比較
4――おわりに

金融研究部   主任研究員

佐久間 誠(さくま まこと)

研究領域:不動産

研究・専門分野
不動産市場、金融市場、不動産テック

経歴

【職歴】  2006年4月 住友信託銀行(現 三井住友信託銀行)  2013年10月 国際石油開発帝石(現 INPEX)  2015年9月 ニッセイ基礎研究所  2019年1月 ラサール不動産投資顧問  2020年5月 ニッセイ基礎研究所  2022年7月より現職 【加入団体等】  ・一般社団法人不動産証券化協会認定マスター  ・日本証券アナリスト協会検定会員

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