スマホ時代の動画視聴の3つの特徴-好きなときに、好きなモノを、好きなように-

2020年08月13日

(廣瀨 涼) 消費者行動

■要旨

「令和元年度情報通信白書」によると、個人の「スマートフォン」の保有者の割合が64.7%であった。また、参考値ではあるがNTTドコモ モバイル社会研究所の「一般向けモバイル動向調査」によるとスマートフォンの年代別保有率では男性15歳~49歳、女性15歳~49歳が9割を超え、特に女性20~24歳は100%であったなど、スマートフォンは我々の生活に密接な機器となった。15歳から59歳の男女(n=2,712)を対象としたMMD研究所の「2019年版:スマートフォン利用者実態調査」では一日の利用時間は全体で「2時間以上3時間未満」が21.8%と最も多く、次いで「1時間以上2時間未満」が16.9%だった一方で10代では「3時間以上4時間未満」が最も高く、特に10代の女性では「10時間以上」と回答した割合が1割を超えるなど、若者の利用時間が長い。

■目次

1――はじめに
2――スマートフォンと動画
3――スマホ時代の動画視聴における3つの特徴
  -「好きな時に」、「好きな物を」、「好きなように」
4――「好きなように」がもたらす懸念

生活研究部   研究員

廣瀨 涼(ひろせ りょう)

研究領域:暮らし

研究・専門分野
消費文化、マーケティング、ブランド論、サブカルチャー、テーマパーク、ノスタルジア

経歴

【経歴】
2019年 大学院博士課程を経て、
     ニッセイ基礎研究所入社

・令和6年度 東京都生活文化スポーツ局都民安全推進部若年支援課広報関連審査委員

【加入団体等】
・経済社会学会
・コンテンツ文化史学会
・余暇ツーリズム学会
・コンテンツ教育学会
・総合観光学会

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