ジェネレーションαの時代-Z世代の次を考える

2020年07月20日

(廣瀨 涼) 消費者行動

■要旨

変わりゆく消費文化の中で、その先頭にいたのはいつも「若者」であり、若者の消費を理解することは、現代消費文化そのものの理解に繋がると筆者は考える。筆者は昨今、若者を捉える括りとして、「Z世代(1996年~2012年に生まれた世代)」に着目し、レポートを執筆してきた。Z世代という言葉はメディアで取り上げられることも多く、耳にする機会も増えたと思われる。しかし、そもそもなぜ「Z」と彼らは呼ばれているのだろうか。本レポートでは、「Z」の由来を探り、そこから見える若者論の捉え方について考察する。また、ポストZ世代である「α世代」についても併せて言及する。

■目次

1――世代論にみる若者の捉え方
2――Z世代の由来~X世代とY世代の後継世代
3――ポストZ世代
4――α世代の展望
5――若者論に対する私論

生活研究部   研究員

廣瀨 涼(ひろせ りょう)

研究領域:暮らし

研究・専門分野
消費文化、マーケティング、ブランド論、サブカルチャー、テーマパーク、ノスタルジア

経歴

【経歴】
2019年 大学院博士課程を経て、
     ニッセイ基礎研究所入社

・令和6年度 東京都生活文化スポーツ局都民安全推進部若年支援課広報関連審査委員

【加入団体等】
・経済社会学会
・コンテンツ文化史学会
・余暇ツーリズム学会
・コンテンツ教育学会
・総合観光学会

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