日経平均2万3000円回復 今後の展開は?

2020年06月09日

(井出 真吾) 株式

■要旨

日経平均が2万3,000円を回復した。3月の最安値から3ヶ月弱で40%の急上昇だ。国内外で経済活動が段階的に再開され市場の期待は膨らんでいるが、今後は先行き不透明感が相場の重荷になりそうだ。
 
◆ポイント
  1. 株価は意外なほど順調に回復した
  2. しかし新型コロナの"後遺症"が長引くうえ、米中対立の再激化を予想
  3. 牽引役の「増益予想企業」も油断できず、日経平均の上昇は一服か

金融研究部   主席研究員 チーフ株式ストラテジスト

井出 真吾(いで しんご)

研究領域:医療・介護・ヘルスケア

研究・専門分野
株式市場・株式投資・マクロ経済・資産形成

経歴

【職歴】
 1993年 日本生命保険相互会社入社
 1999年 (株)ニッセイ基礎研究所へ
 2023年より現職

【加入団体等】
 ・日本ファイナンス学会理事
 ・日本証券アナリスト協会認定アナリスト

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