欧州の保険型投資商品と年金商品の利回り等(~2022)-EIOPAが公表した報告書の紹介

2024年01月17日

(安井 義浩) 保険計理

■要旨

2023年12月18日、EIOPA(欧州保険・年金監督局)は、2022年の保険型投資商品と年金商品のコストと利回りに関する報告書を公表した。2022年単年では、金利が上昇に転じ、インフレ率が高かったため、収益率は低下し、貯蓄商品としての魅力が低下したために、販売状況も苦しい状況であった。年金基金の中ではDBからDCへのシフトがさらに進んだ。

■目次

1――はじめに
2――背景と経緯
3――報告書の内容
  1|保険市場の概況
  2|保険型投資商品(IBIPs)
  3|個人年金商品(PPPs)
  4|職業年金基金(IOPRs)
4――おわりに

保険研究部   主任研究員 年金総合リサーチセンター・気候変動リサーチセンター兼任

安井 義浩(やすい よしひろ)

研究領域:保険

研究・専門分野
保険会計・計理、共済計理人・コンサルティング業務

経歴

【職歴】
 1987年 日本生命保険相互会社入社
 ・主計部、財務企画部、調査部、ニッセイ同和損害保険(現 あいおいニッセイ同和損害保険)(2007年‐2010年)を経て
 2012年 ニッセイ基礎研究所

【加入団体等】
 ・日本アクチュアリー会 正会員
 ・日本証券アナリスト協会 検定会員

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