当面の株価見通しと2023年の投資戦略-レバレッジ型ETFの正しい活用法

2023年02月14日

(井出 真吾) 株式

■要旨

2023年の日経平均は2万5,000円程度から2万9,000程度の範囲で上昇・下落を繰り返すレンジ相場を想定している。2022年と似たような状況だ。年央にかけては米国景気の減速や円高(輸出企業の採算悪化)、日銀の緩和縮小を懸念して一時2万5,000円程度まで下落するものの、年末にかけて米FRBの利下げ観測や景気回復期待で持ち直し、23年末の日経平均は2万7,000円~2万8,000円といったところだろう。
 
この場合、23年内に日本株投資で利益を確保する方法の1つにタイミング戦略が挙げられる。タイミング戦略でよく利用されるレバレッジ型ETFは便利なツールだが、扱い方を間違えるとヤケドしかねない。正しい活用法とその仕組みを解説する。
 

金融研究部   主席研究員 チーフ株式ストラテジスト

井出 真吾(いで しんご)

研究領域:医療・介護・ヘルスケア

研究・専門分野
株式市場・株式投資・マクロ経済・資産形成

経歴

【職歴】
 1993年 日本生命保険相互会社入社
 1999年 (株)ニッセイ基礎研究所へ
 2023年より現職

【加入団体等】
 ・日本ファイナンス学会理事
 ・日本証券アナリスト協会認定アナリスト

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