低年齢層ほどテレワークで生産性が向上したと感じた傾向-テレワークで生産性が上がった人/下がった人(2)-

2022年09月21日

(岩﨑 敬子) 保険会社経営

■要旨

本稿を含めて全8回の基礎研レターでは、ニッセイ基礎研究所が独自に行ったアンケート調査のデータを用いて、テレワーク拡大によってどのような人は生産性が向上したと感じ、どのような人は生産性が低下したと感じたのかを分析した結果を紹介していく。本稿ではそのうち、年齢層よる違いに注目した分析結果を紹介する。結果を先取りしてお伝えすれば、低年齢層ほど、テレワークによって生産性が向上したと感じた人が多い傾向が見られた。

■目次

1――はじめに
2――低年齢層ほど、テレワークによって生産性が向上したと感じた人は多い傾向
3――年収や管理職であるかどうかを考慮しても、年齢層が低い人の方がテレワークによって
   生産性が高まった人が多い
4――おわりに

保険研究部   准主任研究員

岩﨑 敬子(いわさき けいこ)

研究領域:保険

研究・専門分野
応用ミクロ計量経済学・行動経済学 

経歴

【職歴】
 2010年 株式会社 三井住友銀行
 2015年 独立行政法人日本学術振興会 特別研究員
 2018年 ニッセイ基礎研究所 研究員
 2021年7月より現職

【加入団体等】
 日本経済学会、行動経済学会、人間の安全保障学会
 博士(国際貢献、東京大学)
 2022年 東北学院大学非常勤講師
 2020年 茨城大学非常勤講師

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