高度医療機器の国際比較-日本の高度医療機器配備は世界一か?

2022年01月25日

(篠原 拓也) 保険計理

■要旨

近年、放射線等を用いた画像診断は医療に欠かせないものとなっている。日本は、特にCTやMRIなどの診断用の高度医療機器の医療施設への配備が進んでいる、とされてきた。本稿では、OECDが公表している統計データをもとに、高度医療機器の各国の配備状況等を比較していく。

■目次

1――はじめに
2――高度医療機器の国際比較
  1|日本はCTの使用頻度が低い
  2|日本はMRIの使用頻度も低い
  3|日本のPET配備は、CTやMRIほど進んでいない
  4|日本のガンマカメラの配備は、平均を少し上回る位置にとどまっている
  5|日本のマンモグラフィの配備は、アメリカの半分ほど
3――おわりに (私見)
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