中国Z世代の働き方

2022年01月06日

(片山 ゆき) 中国・アジア保険事情

■要旨

2022年、中国における新卒者数は過去最多が見込まれており、若年層、新卒者を中心とした就業が大きな課題となっている。競争社会から自主的に離脱し、低意欲・低消費で生きていく「躺平」(タンピン)も話題となった。社会がデジタル化で大きく変革し、経済的にも恵まれた中で育ったZ世代は、プライベートな時間や生活を大切にする傾向はある。しかし、仕事に対して決して無気力というわけではないようだ。

■目次

1――2022年の新卒者が初めて1千万人を突破、過去最多へ
2――Z世代:IT分野への就職は2割、転職希望も3割
3――Z世代:プライベートな時間や生活をより大切にするも、仕事を通じて技能を高め、
  レベル向上を目指すなど仕事にも意欲的
4――Z世代:仕事をする上で直面する大きな課題は、働く上での意味を見出すこと

保険研究部   主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任

片山 ゆき(かたやま ゆき)

研究領域:保険

研究・専門分野
中国の社会保障制度・民間保険

経歴

【職歴】
 2005年 ニッセイ基礎研究所(2022年7月より現職)
 (2023年 東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士後期課程修了) 【社外委員等】
 ・日本経済団体連合会21世紀政策研究所研究委員
 (2019年度・2020年度・2023年度)
 ・生命保険経営学会 編集委員・海外ニュース委員
 ・千葉大学客員准教授(2023年度~) 【加入団体等】
 日本保険学会、社会政策学会、他
 博士(学術)

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