年金改革ウォッチ 2021年12月号~ポイント解説:2020年国勢調査の結果と動向

2021年12月07日

(中嶋 邦夫) 公的年金

■要旨

1 ―― 先月までの動き

先月は、年金改革に関係する審議会等が開催されなかった。

2 ―― ポイント解説:2020年国勢調査の結果と動向

2021年11月30日に、2020年10月に実施された国勢調査の確定値(人口等基本集計)が公表された。本稿では、公的年金の将来見通しを作成する際の出発点でもある国勢調査の結果と、近年の出生率や死亡率の動向を確認する。

 1|国勢調査結果:総人口の減少は100万人未満だが、現役世代の減少は200万人超
 2|出生率と死亡率の動向:全体では想定内だが、20代と40代の出生率は低位推計に近い水準
 
* 年金改革ウォッチは、毎月第1火曜日に連載(祝日は休載)。

保険研究部   上席研究員・年金総合リサーチセンター 公的年金調査室長 兼任

中嶋 邦夫(なかしま くにお)

研究領域:年金

研究・専門分野
公的年金財政、年金制度全般、家計貯蓄行動

経歴

【職歴】
 1995年 日本生命保険相互会社入社
 2001年 日本経済研究センター(委託研究生)
 2002年 ニッセイ基礎研究所(現在に至る)
(2007年 東洋大学大学院経済学研究科博士後期課程修了)

【社外委員等】
 ・厚生労働省 年金局 年金調査員 (2010~2011年度)
 ・参議院 厚生労働委員会調査室 客員調査員 (2011~2012年度)
 ・厚生労働省 ねんきん定期便・ねんきんネット・年金通帳等に関する検討会 委員 (2011年度)
 ・生命保険経営学会 編集委員 (2014年~)
 ・国家公務員共済組合連合会 資産運用委員会 委員 (2023年度~)

【加入団体等】
 ・生活経済学会、日本財政学会、ほか
 ・博士(経済学)

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