2020年に日経平均株価がTOPIXより大幅に上昇した要因

2021年08月13日

(熊 紫云) 資産運用

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■要旨
 
  • 2020年はコロナ・ショックがあったものの、日本株式は比較的堅調な展開となった。特に日経平均株価の年間騰落率は16.0%と、TOPIXの4.8%に対して11.2%も上回り大きく上昇した。
     
  • その要因として、組入れ比率が大きい特定個別銘柄が2020年に大きく株価が上昇したことが挙げられる。
     
  • しかしながら、2021年に入ると一転して、2020年に日経平均株価を牽引した銘柄が冴えず、2021年7月末時点で日経平均株価はTOPIXよりも劣後している。2020年に高騰した反動が出ている状況といえよう。


■目次

1――2020年は日経平均株価がTOPIXより大幅に上昇
2――2020年日経平均株価に組入れられた銘柄の大半は騰落率がマイナス
3――日経平均株価の上昇の要因は少数の特定個別銘柄
4――2021年の日経平均株価の騰落率
5――最後に

金融研究部   研究員

熊 紫云(ゆう しうん)

研究領域:

研究・専門分野
資産運用・資産形成

経歴

【職歴】
 2020年   日本生命保険相互会社入社
 2021年4月 ニッセイ基礎研究所へ

【加入団体等】
 ・日本証券アナリスト協会検定会員

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