線状降水帯「顕著な大雨に関する情報」発表へ~災害・防災、ときどき保険(14)

2021年05月18日

(安井 義浩) 保険計理

■要旨

近年、「線状降水帯」による大雨が発生し、甚大な被害が生じている。気象庁は、線状降水帯に関する情報の伝え方等についての最終的な報告書を4月28日に公表し、これに基づいた運用が今年から開始される予定である。また、線状降水帯の発生等の予測精度向上に資するため、観測の強化や情報伝達の改善の検討も開始された。既存の防災情報との整理・集約も含め、改善が進められている。

■目次

1――線状降水帯とは?
2――情報の伝え方について
3――今後の予測精度向上に向けて
4――おわりに~今後の防災情報の整理・集約

保険研究部   主任研究員 年金総合リサーチセンター・気候変動リサーチセンター兼任

安井 義浩(やすい よしひろ)

研究領域:保険

研究・専門分野
保険会計・計理、共済計理人・コンサルティング業務

経歴

【職歴】
 1987年 日本生命保険相互会社入社
 ・主計部、財務企画部、調査部、ニッセイ同和損害保険(現 あいおいニッセイ同和損害保険)(2007年‐2010年)を経て
 2012年 ニッセイ基礎研究所

【加入団体等】
 ・日本アクチュアリー会 正会員
 ・日本証券アナリスト協会 検定会員

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