2021年03月12日
(伊藤 さゆり)
(高山 武士)
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・年初以降も感染予防を重視した行動制限が続いており、1-3月期は2期連続となる前期比マイナス成長となるだろう。
・4-6月期以降は段階的に行動制限を緩和、年後半から投資が成長をけん引するだろう。
-21年中は感染拡大防止のための措置が講じられ、医療崩壊リスクも残る。
-22年以降はワクチン普及により医療崩壊リスクが後退、感染予防策として行動制限などの経済活動に影響を講じる必要がなくなっていく。
-経済成長率は21年3.8%、22年3.4%、失業率は21年後半に9%台に上昇すると予想する。
・先行きの不確実性は依然として高い。
-変異株の流行は短期的な医療崩壊リスクを高める可能性がある。さらにワクチンの効果が得られない変異株の流行で医療崩壊リスクが後退しない場合、行動制限を長期にわたって講じなければいけない可能性がある。一方で、効果的なワクチンの早期普及といった上方リスクも考えられる。
3.物価・金融政策・長期金利の見通し