ソルベンシーIIの2020年レビューを巡る動向-欧州委員会によるCMU(資本市場同盟)行動計画等との関連での保険業界団体の反応-

2020年12月07日

(中村 亮一) 保険計理

■要旨

ソルベンシーIIのレビューを巡る2020年3月以降のこれまでの動向について、一連のレポートで報告している。

前々回のレポートでは、これまでの全体の流れと、全体的な影響評価に関しての、EIOPA(欧州保険年金監督局)と欧州委員会による協議文書等の内容やこれらに対する欧州の保険業界団体であるInsurance Europeの見解について報告した。また、前回のレポートでは、ソルベンシーIIのレビューの具体的な内容についての欧州委員会の協議文書及びそれに対するInsurance EuropeとESRB(欧州システミックリスク理事会)の反応について報告した。

■目次

1―はじめに
2―欧州委員会によるCMU行動計画に関するロードマップ
  1|CMU(資本市場同盟)
  2|CMUのロードマップ策定の背景
  3|ロードマップ文書の概要
3―欧州委員会によるCMU行動計画に関するロードマップに対するInsurance Europeの反応
  1|以下の特定の優先事項を強調
  2|CMUへのリテール消費者の参加を改善するための以下のリテール戦略の必要性
  3|年金貯蓄と長期的成長を促進するための方策
4―欧州委員会による新しいCMU行動計画
  1|今回のCMU行動計画の背景
  2|主要な目的
  3|政策措置
5―欧州委員会による新しいCMU行動計画へのInsurance Europeの反応
6―Insurance Europe等の欧州保険業界関係5団体による欧州委員会宛の共同レター
7―まとめ
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