「ググる」より「タグる」?-Z世代の情報処理に関する試論的考察

2020年11月19日

(廣瀨 涼) 消費者行動

■要旨

我々はインターネットに溢れる情報を全ては受容できない。しかし、情報の波は留まることを知らず、我々は一方的に情報を浴び続けている状態である。昨今ではマッチングアプリでパートナーを探す以外にも、飲食店を検索するアプリや音楽アプリなどでもスワイプで取捨選択するようになったが、若者は世の中にあふれる偶然目に入った情報をスマホでスワイプするかのように「必要」か「不要」かを即座に判断して、処理をしている。本レポートでは情報処理、検索方法に焦点をあて、如何にして若者が情報過多の時代を歩んでいるのか考察する。

■目次

1――はじめに
2――他人のSNS投稿=疑似体験と言う考え方
3――二種類の情報処理
4――SNS検索
5――「ググる」より「タグる」?
6――若者が情報と出会うきっかけ張
7――まとめ

生活研究部   研究員

廣瀨 涼(ひろせ りょう)

研究領域:暮らし

研究・専門分野
消費文化、マーケティング、ブランド論、サブカルチャー、テーマパーク、ノスタルジア

経歴

【経歴】
2019年 大学院博士課程を経て、
     ニッセイ基礎研究所入社

・令和6年度 東京都生活文化スポーツ局都民安全推進部若年支援課広報関連審査委員

【加入団体等】
・経済社会学会
・コンテンツ文化史学会
・余暇ツーリズム学会
・コンテンツ教育学会
・総合観光学会

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