データで確認する新型コロナ感染拡大の背景-グローバル化と都市化がもたらした感染拡大

2020年08月17日

(佐久間 誠) 不動産市場・不動産市況

■要旨
 
  • 新型コロナウイルスの世界的かつ急速な感染拡大をもたらしたのは、(1) 中国を中心としたアジアの国際観光客の増加、ならびに(2)産業構造の変化などに伴う都市化である。
     
  • グローバル化や都市化といった長期トレンドの転換を予想するニューノーマルについては、特に慎重に見極める必要がある。これらの長期トレンドが早期に逆回転することがなければ、今後、感染症のパンデミックが数年または10年といったサイクルで定期的に繰り返し発生する可能性がある。

■目次

1――はじめに
2――ヒトのネットワークのグローバル化がもたらした国際間の感染拡大
3――ヒトのネットワークにおける都市化がもたらした国内の感染拡大
4――おわりに

金融研究部   主任研究員

佐久間 誠(さくま まこと)

研究領域:不動産

研究・専門分野
不動産市場、金融市場、不動産テック

経歴

【職歴】  2006年4月 住友信託銀行(現 三井住友信託銀行)  2013年10月 国際石油開発帝石(現 INPEX)  2015年9月 ニッセイ基礎研究所  2019年1月 ラサール不動産投資顧問  2020年5月 ニッセイ基礎研究所  2022年7月より現職 【加入団体等】  ・一般社団法人不動産証券化協会認定マスター  ・日本証券アナリスト協会検定会員

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